山形大学工学部に在籍する、Linuxを使っている人の綴る、PC関連記事やら山形のことやら車のことやら。 これでも1年生の時は「Linux実習」なるものでサーバの勉強もしました。
前の「ヘッドフォン…」の記事からかなり時間が経ってしまいましたが、その後の骨伝導スピーカーの使い心地を…。
前の記事にも書きましたが、例えば私の持っている携帯型音楽プレイヤー(東芝 Gigabeat)では0〜30の間で音量が調整できます。で、普通のイヤフォンだと3〜5程度で十分聞こえるんですが、この骨伝導ヘッドフォンだと大体目盛りを10〜15くらいまで上げないとちゃんと聞こえないんです。
Yahooショッピングでも、骨伝導スピーカー用の追加アンプまで売られている始末で…。

で、私はこの原因を「変換効率が悪い」のかと思いましたが、調べてみたら一概にそうでもないようなんです。
大学の図書館で医学書を引っ張り出して聴覚のあたりを読んでみたんですが、通常の音の場合、振動は
 媒質の疎密波→鼓膜→ツチ骨→キヌタ骨→アブミ骨→蝸牛
っていうプロセスで伝わるんですが(画像はWikipediaのでもどうぞ)、骨伝導だと
 頭蓋骨の振動→蝸牛
って、内耳の鼓膜〜アブミ骨の過程をすっ飛ばして伝わっているんです。

で、さらに鼓膜の面積に対してアブミ骨先端の面積はずっと小さいんです。
これがどういう結果になるかと言うと、広い面積で受けたエネルギーを狭い面積から放出することになり、それだけ面積当たりのエネルギー量が高くなります。つまり小さな振動が増幅されるわけですね。
さらにツチ骨〜アブミ骨の部分は「テコ」のような形になっていて、テコの原理で小さな振幅が大きく変換されるわけです。
その結果、空気の小さな振動からでも、蝸牛内にある聴覚神経でも感じ取れる程の大きさに出来るわけです。
しかしながら骨伝導ではそれらの増幅作用が働かないため、内耳内での増幅作用を補うようにスピーカーからの出力を大きくする必要がある、ってわけです。

実際の所私は医者じゃないので、医学書から拾い読みした憶測に過ぎませんが、多分これで間違いないかと…。
もちろん、変換効率の差もないわけじゃないでしょうが、変換効率の優劣まで測れる測定機器持っていませんから。私は。



どうでもいいことですが、医学書なんか読んでいる暇あったら、工学部としての勉強の1つくらいしてろって言われそうですが。
だってやる気出ないんですもん…。
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